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ニンフィアサンダー

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かなり今更ながら公開 主にシーズン2のシングルレートにて使用
よく通話しているパメラさんが大綱を持ち込んで、細部や取り巻きを相談しながら煮詰める、といった形で完成したPT。(→ここにパメラブログのリンクが入る)
僕は4世代の役割理論が大好きで、その考え方が依然として重要だと思っているのですが、この構築は自分で考えた基軸ではないとはいえその理屈をほぼ崩すこと無くPTを組むことができたのでとても気に入っています。勝率も高めで、シーズン2では8割以上をキープしながら1500から2100まで持っていくことができました(、と言うと聞こえがいいですけどその後勝率は落ちました)。


f:id:poketab:20140306184958p:plainニンフィア
202(252)-76-91(44)-172(212)-150-80 こだわりメガネ フェアリースキン
ハイパーボイス/シャドーボール/でんこうせっか/はかいこうせん
ハチマキガブリアスのじしんを確定耐え
H振りのメガガルーラをゴツメダメージ2回+ハイパーボイスで確定
ライコウの1段階上昇10まんボルト(≒いのちのたまゲッコウガハイドロポンプ)を高乱数二耐え(83%)

〈解説〉特殊エースです。主に初手出しやサンダーのボルトチェンジから場に置きハイパーボイスで相手を崩していくのが仕事。後出しされる鋼や炎を大きく削ることができるためこの技を中心に試合を進めていきます。貴重な命中安定の特殊大火力であり、自然な形で身代わり系の戦術に耐性をつけられる点も素晴らしい。数値を活かしてボルトロスゲッコウガくらいになら繰り出すこともできますが、無理は禁物。
フェアリー技を受けてくるポケモンに対してこちらもサンダー・ギャラドスといった駒がいるため交代読みなどは考えず撃つのはほとんどハイパーボイス。ただしエルフーンヒードランのような組み合わせだとギャラドスの龍舞展開が難しいため、シャドーボールで削っていくこともあります。交代読みで一気にアドを取りに行くならめざ地でもよさそうですが、数値を下げたくないのでやめました。でんこうせっかはたまに役立つタスキ潰し技で、それでもなお余ってしまった技枠にお遊び技のはかいこうせんが入っています。一応、稀に有効な場面が訪れるしストレス解消にもなるので良いんじゃないでしょうか…

f:id:poketab:20140306184955p:plainサンダー
193(220)-x-150(252)-147(12)-111(4)-123(20) ゴツゴツメット プレッシャー
ボルトチェンジ/ねっぷう/でんじは/はねやすめ
いじっぱりキノガッサ抜き
H振りのメガハッサムをねっぷうで確定一発

〈解説〉ある程度仮想敵を絞った物理受け。ハッサムファイアローといったハイパーボイス耐性のあるポケモンに役割を持ちます。CとSを微調整していますが、ガルーラねこだましすてみタックルを耐える確率を可能な限り上げるためほとんどHB全振り。このPTの中では比較的過労死しやすいポケモンなのではねやすめによるHP管理に気を使いましょう。
技ですが、はねやすめと遂行技のねっぷうは確定として、特徴的なのはボルトチェンジでしょう。火力の低い先制ボルトチェンジはDの高い水タイプに対して役割放棄になりやすくあまり好きではないのですが、今回は基本選出のニンフィアギャラドスが両方水にそこそこ強くその心配が少ない、単タイプゆえ繰り出し性能が低めのニンフィアを場に置くために使える、また滅びメガゲンガーが重めだったのでそこからの脱出にも役立つといった理由から採用しました。でんじはは電磁羽を成立させるというよりは、龍舞バンギラスのようなS上昇系に好き勝手させない、最終的にニンフィアハイパーボイスで制圧することを見据えるといった目的で使用することが多く、必要な技です。ただしPT全体でガブリアスが重めなためガブリアスエースの構築が増えた場合はめざ氷にするのも一考かもしれません。

f:id:poketab:20140306184954p:plainギャラドス
201(244)-165(36)-100(4)-x-121(4)-129(220) ギャラドスナイト いかく→かたやぶり
メガシンカ後:201-198-130-x-151-129
たきのぼり/じしん/りゅうのまい/みがわり
りゅうのまいで最速オンバーン抜き
1段階上昇のじしんで157-143までの水ロトムを確定一発

〈解説〉全抜きエースの一匹。耐性と数値がとても良く、有利な相手には余裕を持ってみがわりを残すことができるため何度も3タテを演じてくれました。基本的には裏に置いて全抜きを狙っていきますが、物理相手の誤魔化しで少しサイクル参加したり、後述のスカーフガブリアスを勝ち筋に立てる時はサンダー互換のような形で選出することもあります。
技はりゅうのまいとメインウェポンのたきのぼりギルガルドを確実に処理するじしん、状態異常の対策であり、水・炎タイプやクレセリアを完全に起点にすることのできるみがわりで確定。クレセリアの前でみがわる時はムーンフォースの有無を確認してからメガシンカしましょう。立ち回り上のポイントとしては、何も考えずにヒードランや熱湯に向かって投げると毒やけどが入って詰みかねないのでそれを可能な限り避ける(サンダーを使う・全抜きが見えているならニンフィアを捨てる)ことを心がけたいです。不用意な後出しで事故って負けるのはとても運負けと呼べるものではないので十分注意しましょう。

f:id:poketab:20140306184956p:plainガブリアス
184(4)-182(252)-115-x-105-169(252) こだわりスカーフ さめはだ
げきりん/じしん/いわなだれ/からげんき
陽気ASぶっぱ
〈解説〉ニンフィアに一任するのが危険な高速特殊アタッカー(ゲンガーやFCボルトロス)、そしてリザードンを意識して採用。こだわりスカーフを持つことで上3匹でやっていたニンフィア・サンダーの受け回しライン+抜きエースという形を維持することができます。基本選出3匹のうちリザードンに役割を持たれる(後出しされる)のはニンフィアだけなので、その裏から投げることを考えればリザードンXのドラゴン技が飛んでくるリスクを低く抑えることができています。りゅうのまいの択があるのでこの時点で陽気最速が確定、火力を落とす理由もないのでAS全振りにしました。
技構成の4枠目は特に欲しい技もなかったので適当にからげんきを挿していましたが、アイアンヘッドやどくづきを覚えていると楽な場面があるかもしれません。パメラさんはステルスロックで使っていたようです。

f:id:poketab:20140306184953p:plainゲンガー
163(220)-x-90(76)-151(4)-96(4)-171(204) くろいヘドロ ふゆう
シャドーボール/ヘドロばくだん/おにび/みがわり
最速ガブリアス+2
陽気ガブリアスげきりんを確定耐え

〈解説〉主な採用理由は対フシギバナとFCランドロスガルーラにも一応強い(ということにしておきたい)ため、対ガルーラで引き先が必要な時は選出します。ガルーラに打ててフシギバナをうだうだやってる内に削れるおにびとメインウェポンのシャドーボールは確定。ヘドロばくだんは上4匹に一貫しているフェアリータイプへの打点、みがわりは対面で状態異常技やふいうちをかわすために採用しましたがここはちょうはつでも良いかもしれません(後述)。
立ち回りに関して。麻痺が入ると弱いポケモンで、受けループ相手にはTODを狙うこともあるためいきなりラッキーに後投げしたりはせずニンフィアーのハイボを何度か撃ってタイミングをずらすようなプレイングをします。またおにびにヒードランを合わせられるとさすがに引き先に負担が入りすぎるので、余裕があればみがわりやシャドーボールから入りたい。それ以外は、かなしばりやみちづれといった小技を採用していないのでヘドロゲンガーの中でも比較的難しいところのない個体だと思いますが、強いて挙げるならおにびを撃つ時は当たれと叫ぶようにしましょう。

f:id:poketab:20140306205711p:plainハッサム
177(252)-180(108)-124(28)-x-115(116)-86(4) こだわりハチマキ テクニシャン
バレットパンチ/とんぼがえり/はたきおとす/ばかぢから
ガブリアスのハチマキじしん耐えニンフィアバレットパンチで確定一発
メガネニンフィアハイパーボイスを高乱数二耐え(81%)
ハチマキガブリアスげきりんを確定二耐え

〈解説〉選出は少ないですが、高火力特殊フェアリーとミラーした時用の駒です。五世代にいたハッサムを連れてきたら配分がそれなりに適切なラインを持っていたためそのまま使用しましたが、Bは削ってDに回して良いと思います。この枠はフェアリー耐性をつけるだけでなくPT単位で重いヘラクロス(とそれにひっついてくるヒードランクレセリア)にも耐性を出したいため、他のポケモンも候補に挙がりましたが、これという答えが出ていないためひとまず長く使っていたハッサムを載せておきます。
技は遂行技のバレットパンチリザードンに役割を持たせないためのとんぼがえりが確定、残りは一貫性の高いはたきおとすとヒードランへの交代読みでばかぢから。ただヘラクロスヒードランという並びにはどうやっても択でしかないため(なのでつばめがえしあたりを採用したとしても)有用なサブウェポンかどうかは怪しいです。

f:id:poketab:20140306184957p:plainファイアロー
185(252)-132(148)-95(28)-x-98(68)-148(12) あおぞらプレート はやてのつばさ
ブレイブバード/つるぎのまい/ちょうはつ/はねやすめ
146ハチマキブレイブバード確定耐え メガネヒードランかえんほうしゃを確定二耐え
B4振りガブリアスブレイブバードで確定二発

〈解説〉シーズン3でハッサムの枠に採用したポケモンです。ある程度フェアリーの相手ができて、これまで厳しかったヘラクロス(+クレセリアのようなトリックルーム要員)への回答にもなるため採用。ヒードランにも型次第でそこそこの戦いができるはずですが、サブウェポンによっては怪しいと言わざるを得ないためハッサムと比べてどちらが良いかはよくわかっていません。バンギラスの重さが加速する点もマイナス。
トリックルームや状態異常技持ちクレセリアヘラクロスの処理を考えると技構成がすぐに4つ確定、ガブリアスに後出しされないよう持ち物はあおぞらプレートにしました。飛行技一本だと鋼タイプへの処理速度は落ちますが、それらは比較的厚く見れている相手なので問題ないでしょう。


■選出
ニンフィア+サンダー+ギャラドスorガブリアスが基本。
物理への誤魔化しをゲンガーやギャラドスに任せてニンフィア+ゲンガー+ギャラドスorガブリアスになるのが次点。
実際にシーズン2の選出数を数えたところ、ニンフィア8 サンダーギャラ7 ガブゲンガー3.5 ハッサム1くらいの比率でした。

つらめな相手:マリルリ、タスキステロでないガブリアス、ピクシー、タスキキノガッサバンギラス、吠えるヒードラン、岩雪崩ガルーラ
かなりつらい相手:ヘラクロス(特にトリル絡み)、ドリュウズ


トリルからヘラクロスを立てるタイプのPTに回答を出そうと最後の枠をいろいろ考えましたが、そこだけでなくフェアリー耐性やバンギガブ耐性もある程度出そうとするとなかなかしっくり来るポケモンは見つかりませんでした。トリル系に関してはゲンガーのみがわりをちょうはつに変えることで少しマシになるかもしれません。