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ヘビドリサンダー

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ダブルレートにて使用 戦績は16勝4敗となかなかいい感じ(開始ランクが低かったけど)。

【概要】『技によるダメージを受けたとき天候をすなあらしにする』
8世代で新登場したサダイジャの専用特性「すなはき」の効果です。これは「ダイバーン」のような天候変化ダイマックスわざを受けた場合も強引に天候を砂に変えることができるため、後発に砂エースを置いて使いたい場合かなり信頼度の高い砂起こし要員と言えるのではないでしょうか。

そこで『先発サダイジャ+浮いているダイマックスポケモン、後発ドリュウズ+高火力アタッカー』という形を考えました。
まずはサダイジャの「じしん」「へびにらみ」とダイマックスポケモン(サンダー・ギャラドス)で場を荒らし、サダイジャが倒れれば砂ドリュウズが場に立ち、ダイマックスポケモンが倒れれば「へびにらみ」で遅くなった相手を高火力アタッカーが叩く、最終的には後発の2枚エースが並んで押し潰す、という寸法です。以下、個別解説。


f:id:poketab:20200106024129p:plainサダイジャ
148(4)-174(252)-145-x-90-123(252) きあいのタスキ すなはき *キョダイマックス個体
じしん/10まんばりき/がんせきふうじ/へびにらみ
ダブルダメージじしんでB4振りドリュウズを14/16の高乱数1発
ダブルダメージじしん2回+砂ダメージ1回でB4振りドラパルトをほぼ倒せる
がんせきふうじでB4振りリザードンを確定1発

〈解説〉この構築の出発点。ウォッシュロトムやアーマーガアに恐ろしいほど無力な点は気になりますが、それ以外に関しては概ね必要なものが揃っている優秀なサポートポケモン。技はコンセプトからまず「へびにらみ」と地面打点が確定。技スペースに余裕があったので「じしん」「10まんばりき」の両立型にしました。残りの枠は浮いている相手への最低限の打点として「がんせきふうじ」。ダイマックスわざという影響力の大きい技が飛び交う世界において『からだがしびれてうごけない』がもたらすアドバンテージは凄まじく、見た目以上に試合を荒らしてくれます。
配分はASぶっぱできあいのタスキ持ち。集中攻撃されなければ麻痺をばらまけ、集中された場合も隣のダイマックスポケモンが無償で動きながらドリュウズを出せるので相手にとって非常に嫌な2択を迫ることができます。
また、こっそりキョダイマックス個体(*)を採用しています。はじめはこのポケモンダイマックスさせる予定が全くなかったため、拘束効果が役に立つことがあるかも程度の気持ちでそうしましたが、最終的に相手のエルフーンウインディの並びに対してタスキを潰しながらウインディを殴る立ち回りが存在していることがわかったので正解でした。

(*)キョダイサダイジャ:専用ダイマックスわざ「キョダイサジン」は地面ベースのダイマックス技で、相手2体をしめつける状態にして1/8の定数ダメージを4~5ターン与える追加効果を持ちます。シーズン2から使用可能。

f:id:poketab:20200108013253p:plainサンダー
138(100)-x-128(4)-148(180)-128(4)-147(220) じしゃく ふゆう
10まんボルト/エアスラッシュ/シャドーボール/おにび
最速ギャラドス抜き S+1で最速ドラパルト抜き
ダイサンダーでH振りトゲキッスを確定1発
ダイホロウ+砂ダメージ1回で無振りドラパルトを最低乱数以外倒せる
ダイジェット+ダイホロウ+砂ダメージ1回でひかりのかべ下のH振りドラパルトをほぼ倒せる
控えめトゲキッスのダイフェアリー+砂ダメージを確定耐え
ダイマックス時ドラパルトのA+1珠ダイドラグーン+砂ダメージを確定耐え

〈解説〉サダイジャドリュウズの相方を探すうえで、欲しかった要件は「浮いていてダイマックスすると一撃では倒されづらい耐久」「へびにらみだけではS操作合戦に不安があるのでダイジェット持ち」「相手のロトムトゲキッス・アーマーガア等に負けづらい」の3点。はじめは単体性能の高いじゃくてんほけんトゲキッスを考えていましたが、「ダイフェアリー」がサダイジャのへびにらみとアンチシナジー、「ダイバーン」がドリュウズギャラドスとアンチシナジー、弱点をついてもらえないと結局浮いている相手が倒せずに押し負けうる、ということでサンダーを採用することにしました。「ダイサンダー」は相手の「ダイフェアリー」が作ったフィールドをかき消せるうえに面倒な「あくび」にも耐性をつけられ(サンダーは浮いているから寝ますが)、「ダイホロウ」でBダウン→サダイジャの「じしん」という流れも無視できない圧力がある、と大きなシナジーを生むことができます。
技構成は採用理由にもなる攻撃技3種と、「ダイウォール」の種になりダイマックス権を温存するプランで使えそうな「おにび」。配分は必要なCとSを確保して残りを耐久というシンプルなもの。

f:id:poketab:20191128061404p:plainギャラドス
178(60)-169(188)-100(4)-x-121(4)-146(252) ラムのみ いかく
たきのぼり/とびはねる/パワーウィップ/ちょうはつ
最速トゲキッス抜き S+1で最速ドラパルト抜き
A-1ドリュウズのダブルダメージ珠いわなだれを2耐え
ダイマックス時A-1ドリュウズのダブルダメージ珠いわなだれ+A+1ウォーグルのダイジェットを確定耐え

〈解説〉サダイジャ+サンダーではドリュウズ+スカーフバンギラスキュウコンリザードンのようなサダイジャのタスキをついでに潰しながら高火力で吹き飛ばす動きに耐えきれないため、同じような動きをしつつそれらの攻撃を耐えられるギャラドスを第2の先発要員として採用。「いかく」という特性が組み込まれたことで、初手からダイマックスが必要がなさそうな試合は受け回して様子を見つつ、別のポケモンダイマックスさせる動きも選択肢に入ります。
持ち物は晴れ+ラフレシアのような構築相手も見据えつつ、「トリックルーム」構築のバタフリー等に出しやすいラムのみ。技は採用理由から遂行技の「たきのぼり」、雨構築への打点兼ダイジェットの種の「とびはねる」がまず決まり、サダイジャドリュウズの苦手な水地面を処理する「パワーウィップ」、最後はダイウォールの種になる補助技で、「ねむりごな」や「トリックルーム」に対して使える「ちょうはつ」。全力で「トリックルーム」を展開しようとする構築を「ちょうはつ」一本で止められることはまずありませんが、トリル役がブリムオンでなければ相手も「ちょうはつ」を止めるために1手かける必要は出てくるので、ダイマックスのバフや後述するカビゴンの「はらだいこ」等を同時に押し付けてどちらかを通すことを狙っていきます。
配分はバタフリーを抜けるS補正。トゲキッスの上からダイジェットできる配分にしておくことで、1ターン目ならサンダー同様「ダイフェアリー」のフィールド展開前に「へびにらみ」を打つことができます。

f:id:poketab:20191120070058p:plainドリュウズ
185-187(252)-81(4)-x-85-154(252) いのちのたま すなかき
じしん/アイアンヘッド/いわなだれ/みがわり
〈解説〉ふつうのドリュウズ。サダイジャの裏から死に出しすることで普段より「いかく」されづらく、高い掃討力を見せられます。ダイマックス権を温存したり先発で出せるならこのポケモンを巨大化するゲームプランも強力で、相変わらずガラルダブルにおいて支配的な存在になっていると感じます。全体技エースとしての立ち位置を意識して技は範囲技重視の選択。「みがわり」は序盤で削った相手を隣のサンダーやドラパルトで倒しつつ使用する想定で採用しましたが、「まもる」や「10まんばりき」が欲しいシーンもあったため、それらも選択肢だと思います。サダイジャが倒れなかったり、そもそもサダイジャを出さないパターンでも動きやすいよう相手のロトムを抜ける最速、上から全員倒すことが仕事なので珠持ちのASぶっぱ。

f:id:poketab:20191202061211p:plainドラパルト
171(60)-x-96(4)-143(180)-97(12)-213(252) こだわりメガネ クリアボディ
りゅうせいぐん/シャドーボール/かえんほうしゃ/10まんボルト
臆病エルフーンムーンフォースを確定耐え
りゅうせいぐんで無振りのダイマックスドラパルトを確定1発
シャドーボールでH振りドラパルトを確定1発
シャドーボールでH振りFCロトムを93%の高乱数2発
エレキフィールド10まんボルトでH振りアーマーガアを確定1発(*)

〈解説〉サダイジャではなくサンダー・ギャラドスが先に倒れた場合に登場する、あるいはドリュウズが出たあと最後のスイーパーとして登場する高火力アタッカーとしてメガネドラパルトを採用。「へびにらみ」を信頼するならばもっとゴリラ力(りょく)の高いアタッカーを選んでもよかったのですが、この構築の「へびにらみ」は鈍足アタッカーを活かすというよりは相手のS上昇を打ち消すくらいのニュアンスであることが多いため、素の速さと火力をそこそこ両立したポケモンが適当に思えました。
基本的に後発で出すポケモンでありシンプルに一掃性能の高そうなCS配分をベースに、エルフーンウインディに対して先発で出せるよう微調整。ただ火力が気になるシーンも散見されるうえ、エルフウインディを見ても毎回先発できるわけではないため、開き直ってCS極振りでも良かったかもしれません。技は「じしん」の通りづらい相手を含むいろいろな範囲を潰せるものをチョイスしています。

(*)1/15追記:フィールドのダメージ補正が1.3倍に弱体化されたのを忘れていました…フィールド10まんボルトはアーマーガアを倒せません。

f:id:poketab:20200109080126p:plainカビゴン
236(4)-152(68)-117(252)-x-131(4)-73(180) フィラのみ くいしんぼう
すてみタックル/10まんばりき/アイアンヘッド/はらだいこ
麻痺した最速トゲキッス抜き 麻痺したS-1の最速ドラパルト抜きポケモン抜き
はらだいこ+木の実回復時のHP(196)で意地っ張りドリュウズの珠ダイアース(ダイスチル)を最高乱数以外耐え

〈解説〉ここまでで氷の範囲打点(ていうかバイバニラ)とトリックルームPTが重いため、それらと打ち合えるポケモンとしてカビゴンを採用。基本的には普通にアタッカーとして運用しつつ、トリックルーム役+サポート要員のような圧の低い並びを作ってきた時には先に「はらだいこ」でプレッシャーをかけていきます。採用理由からいくと氷を半減できる「あついしぼう」のオボン個体が美しい気もしますが、もともと特殊面の耐久は申し分ないので欲張って単体性能を上げにいきました。
すこし珍しい点として、素早さにかなり努力値を割いています。対トリパ以外でも運用することを想定したポケモンなので、麻痺を撒いた後に動きやすそうなSを確保しました。そのため、キョダイマックス個体ではなく「ダイアタック」の追加効果が強い通常個体になっています。技は採用理由からメインウェポンのノーマル技とトリパ相手の積み技がまず決まり、ダイマックスした時の追加効果が強い「10まんばりき」と「アイアンヘッド」を採用しました。「アイアンヘッド」は抜群をついても「すてみタックル」より低威力ですが、ダイマックスをこのポケモンに切らない場合体力を保ったまま氷ポケモンへ遂行したいこともあると思って選択。「ヘビーボンバー」はダイマックスポケモンに無効のため不採用、ノーマル技は単純に削り性能の最も高い「すてみタックル」、そして積み技はSに振っていることから「のろい」ではなく「はらだいこ」に決まりました。
素のすばやさが低いため正直氷対策としてはあまり信頼できないポケモンなのですが、数値が高すぎてかなりゴリ押しすることができます。ただ、この枠(対氷・トリル枠)とドラパルトの枠(高火力アタッカー)はもっと良いポケモンがいるかもしれません。


【選出】
先発:サダイジャ+サンダーorギャラドス
後発:ドリュウズ+ドラパルト

が基本選出。たいていは相手もS操作役を前に出してくるので、それらを「へびにらみ」「ダイジェット」で相殺しつつ、「じしん」とダイマックスわざで削っていきます。この選出の場合ほぼ先発のサンダーギャラがダイマックスする運びになると思いますが、相手次第ではドリュウズダイマックスさせる選択肢があることを頭の隅には置いておきましょう。
トリックルーム相手や素でドリュウズが全員を抜ける相手には、ドリュウズorカビゴンギャラドスの先発からダイマックスバフ+「ちょうはつ」と押すことで、最悪「トリックルーム」が通っても先に強い並びを作って迎え撃つことを狙いたいです。トリパ対策としてはかなり甘く、苦手なマッチアップだと思います。
バイバニラ入りにはカビゴンドリュウズorサダイジャのような感じで。


【レンタルチームID】
0000 0006 XW4V 7D
*レンタルチームのつかいかた
メニューの「VS」から「バトルスタジアム」へ行き、「レンタルチーム」→「レンタルするチームを管理」でコードを入力すればこの構築がつかえます。


【その他】
「カバドリ」「バンドリ」と来たらサダイジャドリュウズは「サダドリ」か?と思ったんですけど、ダ行の連続があまりにも言いづらかったため、勝手に「ヘビドリ」と呼ぶことにしました。
サダイジャドリュウズのクールな略称、募集しています。

ちなみに構築名を決めたあと、サダイジャをヘビーボールで捕まえなおしました。