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カメックスクチート

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シーズン2・シーズン3のダブルレートにて使用 レートは1934
シーズン3の終盤以外はキノガッサの枠がサザンドラでした。
キノガッサにしてからは12勝1敗と好調だったのでまだ伸ばせたのかもしれない

〈概要〉こごえるかぜカメックスによるサポートを中心としたスタンダードな構築。カメックスの技構成自体は5世代の時からできるものですが、新アイテムのとつげきチョッキとよくマッチしていてこごかぜクレセリアに近いものを感じる高耐久サポートポケモンになっています。

f:id:poketab:20140402005515p:plainカメックス
186(252)-92-121(4)-113(64)-156(132)-105(56) *VUVUVUのめざ炎個体 とつげきチョッキ げきりゅう
ねっとう/こごえるかぜ/めざめるパワー炎/ねこだまし
臆病ボルトロス10まんボルト確定2耐え
こごえるかぜ+ねっとうで175-101FCランドロスを最低乱数2連以外落とせる
こごかぜ1回で最速ランドロス抜き

〈解説〉このポケモンから構築を開始しました。ねこだましとこごえるかぜで味方の動きやすい場を作っていきながら、ねっとうによる削りも担当。似たようなサポートポケモンであるクレセリアと違ってねこだまし持ち、また一致技の等倍範囲が広く、ほうっておくとヤバいポケモン(バンギラスヒードラン)に手が出ないという事態も起こりにくい点を高く評価しています。ただし、水タイプだけは苦手(相手からも打点がないことが多いですけど)。HPギリギリでしぶとく生き残りやすいため特性げきりゅうも強力です。
配分は、とりあえず電気ポケモンの前でも何度か動けるだろうという特殊耐久を確保して残りをCとSに割きました。D方面は猛烈に固く、それこそオボンクレセリアにも引けをとらないレベルですが、一方で物理面はさすがに不安の残る数値をしています。
そこでクチートの登場です。彼(彼女?)は特性いかくで味方の物理耐久を底上げできるうえに、S上位を取った時ものすごい圧力を発揮できるため、このポケモンをパートナーにすることに決めました。

f:id:poketab:20140402005516p:plainクチート
135(76)-127(172)-106(4)-x-76(4)-112(252) クチートナイト いかく→ちからもち
メガシンカ後:135-147-146-x-116-112

じゃれつく/いわなだれ/ふいうち/まもる
いかく無しで陽気ランドロスのじしんを最高乱数以外耐え
こごえるかぜ+じゃれつくで耐久配分のボルトロスが良い感じに落ちる

〈解説〉メインアタッカー。こごえるかぜで抜ける範囲をできるだけ広げたかったため陽気最速で採用しました。これでSの下がったガルーラや霊獣ボルトロスまで抜くことができます(ガブリアスと同速)。(*追記:切り捨ての関係で霊獣ボルトとも同速でした。)風のない状態でも低速~中速近辺のポケモンを縛れることがあるため、思った以上に使いやすいと感じました。もちろん、なんでもかんでも抜かせるような素早さではないので誰をどういったタイミングで殴りにいくかをよく考えて選出しましょう。耐久は、これでも耐えて欲しい攻撃は一発なら耐えてくれる、という感じ。ただし、メガシンカ前は無振りデデンネ10まんボルトが確定2発の超耐久です。
技構成は最大打点で一貫性も高いじゃれつくと、こごかぜを入れつつ縛りから逃れるためのまもるがまず確定、基本的に鈍足な並びなのでそれを補うふいうちに加え、制圧できる場面が大きく広がる範囲技のいわなだれとしました。不安定な技が揃っているためアイアンヘッドが欲しい場面も多々ありますが、他の技を切れなかったため断念。

f:id:poketab:20140512142003p:plainキノガッサ
136(4)-182(252)-100-x-80-134(252) きあいのタスキ テクニシャン
タネマシンガン/マッハパンチ/キノコのほうし/まもる
〈解説〉この枠は元々サザンドラでした。クチートとの相性補完に優れるだけでなく、こごえるかぜPTの苦手なトリックルームを使うポケモンへの圧力、そして勿論単純に上を取った時の圧力を評価してのことでしたが、あまりに水タイプ(トリトドンマリルリ)が厳しかったため、似たような仕事ができるポケモンとしてキノガッサを採用しました。対トリルをキノコのほうしに任せきるのはあまりに不安定ですが、ちょうはつボルトロス・みがわりヒードランと合わせて誤魔化します。先制攻撃が入った点も大きく、高速ポケモンにこごえるかぜを外した際のリカバリとして優秀でこのポケモンの採用は正解でした。

f:id:poketab:20140402005519p:plainボルトロス
185(244)-x-96(48)-145-127(212)-145(4) *VUUVVVのめざ氷個体 オボンのみ いたずらごころ
10まんボルト めざめるパワー氷 でんじは ちょうはつ
陽気ランドロスストーンエッジ確定耐え
臆病ラティオスの眼鏡流星群最高乱数以外耐え

〈解説〉上3匹だけではギミック系やその他補助技への抵抗が足りないためちょうはつボルトロスを採用。S操作がもう一枚入るだけでなく自身は麻痺しないため上からの展開を保障しやすい、また殴るポケモンとしてもこごえるかぜ・じゃれつくの両方と好相性でかなりPTにマッチしています。サザンドラを採用していた時はHCやCSに近いものも悪くないかもと思っていましたが、受けだし能力の低いキノガッサに変わったことで強引な繰り出し機会が増えたため、耐久配分の方が良いでしょう。技構成は10まんボルト・でんじは・ちょうはつが採用理由からすぐに決まり、最後はガブリアスランドロスと打ち合えるポケモンが少ないので自然とめざ氷になりました。

f:id:poketab:20140402005517p:plainヒードラン
193(212)-x-137(84)-151(4)-127(4)-135(204) たべのこし もらいび
ねっぷう/だいちのちから/みがわり/まもる
〈解説〉炎・氷・フェアリーといった高火力範囲技で攻めるPTが苦手なためそのストッパーとしてヒードラン。こごえるかぜやでんじはとの相性、トリパなどを意識してみがわり残飯の構成にしました。5世代シングルの流用個体なので配分はもっといいものがあるかもしれません。ランドロスの技構成を途中で変えたのでだいちのちからをりゅうのはどうにするのも良さそう。ランドロスの項で説明します。

f:id:poketab:20140402005520p:plain霊獣ランドロス
167(20)-209(196)-111(4)-119(60)-100-140(228) こだわりスカーフ いかく
だいちのちから/いわなだれ/とんぼがえり/ばかぢから
スカーフドーブル抜き
鉢巻ブレイブバード耐えのファイアローリザードンをいわなだれで最低乱数以外一発
H193くらいまでのヒードランをだいちのちからで確定一発
H157までのメガライボルトを威嚇込みとんぼがえり+だいちのちからで確定

〈解説〉シーズン2では普通のじしんランドロスを使っていました(ついでに言うとばかぢからを教え忘れて輸送したためにそこがストーンエッジになっていました…)が、だいちのちから個体に変更。このPTはカメックスヒードランが場に居座り続けていることが非常に多いためじしんで拘ることはかなり難しく、思い切ってだいちのちからに変えました。ばかぢから+いわなだれだけで単体での攻撃範囲は不自由しないうえに、地面技を打ちたい対象であるライボルトクチートヒードランへのダメージが変わらないのも良い点(C119だいちのちから≒威嚇込みの全振りダブルダメージじしん)。クチートと並べてフェアリー+地面の強力な範囲を実現できるようにもなりました。
また横との兼ね合いでいわなだれを選択していた場面が減るだけでなく、いわなだれよりダメージが入ることも多いおかげでヒードランがねっぷうを撃たないといけない回数も減り、命中率の面では一石二鳥というわけです。その際、ヒードランの横で地面技を撃てるようになったため、ドランのサブウェポンをりゅうのはどうにした方が横の相性が綺麗になるかもしれません。化身ランドロスでないのは、ガルーラに投げたい場面が多かったからです。


〈選出〉カメックス+何かの先発、その引き先を後発に用意するのが基本
場合によってはボルトランドやボルトクチート等からスタート。たいていはランドクチートガッサの圏内に押し込むか、ヒードランへの有効打を断ち切って詰める方針を取ります。


クレセリアやこごかぜミロカロスと比較した時カメックスねこだましは重要な個性になっているので、ドランのみがわり以外にも相手を猫で止める(もしくは守るで猫を凌がれる)間にアドバンテージを稼ぐ手段を増やした構築にした方が良いかもしれませんね。とはいえ十分スペックを感じさせてくれるポケモンでした。
おわり