デデバナ
シーズン3スペシャルレート(カロスダブル)にて使用
レートは1750前後で安定していましたが、1800には乗せてあげられなかった
<概要>デデンネはとても種族値の低いポケモンですが、特性ほおぶくろ+オボンのみの回復量を加味すると実は予想外に高い耐久力を持っています(具体的には耐久に全部振ったオボンFCロトムくらい)。また非常に優秀な固有タイプのおかげで即死することも少ないため、実質的には堅めのポケモンとして動かすことが可能です。
さて、カロスダブルというルールには高耐久からS操作を行えるポケモンが少なく、殴り合いの力がそのまま勝敗に直結するパターンがよく見受けられます。使える(殴り合い性能の高い)高種族値ポケモンが限られていることもあり、それがカロスダブル特有の同速対決ゲーを生み出している要因でもあるわけですが、今回そこそこ動けそうなS操作役を見つけることができたので、麻痺を入れながら耐久に寄ったポケモンで詰める形の構築を目指しました。
デデンネ
174(252)-70-111(188)-101-96(68)-121 *S30のめざ氷個体 オボンのみ ほおぶくろ
10まんボルト/めざめるパワー氷/ほっぺすりすり/てだすけ
メガリザードンYの晴れダブルダメージねっぷう確定耐え、残りB
ガブリアスのダブルダメージじしんも耐える
めざめるパワー氷でD4ガブリアスを高乱数2発(97.7%)
〈解説〉メインポケモンの一匹です。ほっぺすりすりで麻痺をばらまきながらてだすけや攻撃技で削りをサポートしていきます。似たような立ち位置のポケモンとしてでんじはてだすけニャオニクスなんかがいるわけですが、耐性が非常に優秀で後投げ性能を持っているほか、特定の相手を一人で詰められる点が強いです(ボーマンダ、ファイアロー)。
オボン発動を前提に耐久が成り立っているため一発で倒されることがないようリザードンのねっぷうとガブリアスのじしんを耐えておきます、このラインが実数値にして174-107-96。オーバーヒートを撃たれると即死してしまいますが、よほど日頃の生活でストレスを溜めている人でなければデデンネにオーバーヒートを飛ばしてくることはないため問題ありません。残りは自由ですが余りをSに振っても最速バンギラスを抜くことができなかったため全部Bに回しました。ちなみに10まんボルトでファイアローが死にません。でもフレアドライブも2発くらい耐える(陽気ハチマキフレアドライブが30%くらいの乱数2発、意地だと高乱数2発)。
フシギバナ
187(252)-x-104(4)-128(60)-140(60)-117(132) フシギバナイト ようりょくそ→あついしぼう
メガシンカ後:187-x-144-150-162-117
ギガドレイン/ヘドロばくだん/こうごうせい/まもる
無振りガブリアスをギガドレインで確定3
リザードンYのオーバーヒートを最高乱数以外耐え
〈解説〉麻痺の通らない水ロトム・ガブリアスを素で詰められることに加えて、上を取れれば様々な相手と撃ち合うことができる詰めの駒。ファイアローを強引に倒したあと先制こうごうせいで詰めの姿勢に入るのが理想。威嚇が入ればハチマキブレイブバードも耐えられることは覚えておきましょう。
配分はそこそこの耐久と火力が確保できればなんでもいいと思いますが、デデンネが場に立っていると火力不足になりがちなので打点を伸ばすのがベストかもしれません。僕は水ロトムを縛りやすいようSに割いて使っていました。キリキザンやナットレイが重めのため、まもるはめざめるパワー炎との選択かなあと思っています。
ボーマンダ
171(4)-139-100-178(252)-100-152(252) こだわりスカーフ いかく
りゅうせいぐん/りゅうのはどう/かえんほうしゃ/ストーンエッジ
てだすけりゅうせいぐんでH252D4振りのFCロトムを高乱数一発(88.5%)
ほっぺすりすり+てだすけりゅうせいぐんでH4メガガルーラをそこそこの乱数一発(72%)
〈解説〉普通のスカーフボーマンダ。デデンネの耐久を威嚇で底上げしながら相手の頭数を減らしてもらいます。てだすけを乗せた時倒せる範囲に差が出てくるためひかえめ個体を採用しましたが、デデンネが相手ボーマンダの足を奪えることもあり正しい選択だったと感じています。Sは多少削る余裕を持っているものの、耐久に回して変わりそうなラインもなかったのでCS振り切り。スカーフボーマンダの支配力が高いこのルールで眼鏡りゅうせいぐんの火力を上から飛ばせるのは単純ながら非常に強力ですね。
ギルガルド
167(252)-x-170-104(196)-170-88(60) たべのこし バトルスイッチ
ブレード:167-x-70-214-70-88
シャドーボール/ラスターカノン/みがわり/キングシールド
D4ガブリアスをシャドーボールで確定二発
〈解説〉2枚目の詰める駒でありながら単発火力も高く、てだすけ・ほっぺすりすりとの相性が非常に良好で、対トリパもある程度任せられるすごいポケモン。テンプレの構成なのであまり説明は必要ないかと思います、強い。
ガブリアス
193(76)-172(172)-116(4)-x-106(4)-169(252) とつげきチョッキ さめはだ
ドラゴンクロー/じしん/いわなだれ/からげんき
ひかえめスカーフボーマンダのりゅうせいぐんを高乱数耐え(81%)
〈解説〉リザードン+サーナイトの並びやライボルトが面倒なため採用。流用個体なのでもう少し配分を煮詰めた方がいいと思いますが、フェアリー技とめざ氷の両方を誤魔化せるためチョッキというアイテムの選択は正解だったようです。ただからげんきの枠はサーナイトに打てるアイアンヘッドを入れた方がいいでしょう。ここにはもともとズルズキンを採用していたのですが、キリキザンがあまりに重かったこともあり変更しました。かわりにガルーラ耐性を落としてしまったのでもう少し良いポケモンがいるかもしれません。
※追記:からげんきはかわらわりにしました。
ファイアロー
164(84)-139(204)-108(132)-x-90(4)-157(84) ラムのみ はやてのつばさ
ブレイブバード/フレアドライブ/ちょうはつ/まもる
〈解説〉てだすけと好相性な高速ポケモンであり、同時にドーブルにも耐性を出せるということでラムファイアローを採用。これも流用個体なのでよくわからない配分をしていますが、特に困ったこともないため使いやすいものを使えばいいかと思います。技構成はドーブルに撃つちょうはつ、メイン技2種と無難にまもる。
<選出>
基本選出はデデンネ・ボーマンダ/後発フシギバナ・ギルガルド
デデンネを出せない試合はガブリアス・ファイアロー/後2匹 のようなパターンが多い
耐性が良いので後発にデデンネを置くパターンもアリです(特に対ライボルト)
不安を抱えながら育成したものの、どういう相手でデデンネが選出できるかを把握してからはしっかり動いてくれました。しかし、カロスダブルには水ロトムという強すぎるライバルがいるためデデンネから組み始めるようなことをしなければなかなか活躍の場が回ってこないのかなというのが正直な感想です。何か思いつけばまた組んであげたいですね。かわいいですし。
おわり