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エレキランド

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ダブルレートにて使用
戦績は22勝4敗で、これを書いている時点ではマスターボール級8位(実はマスボ級になった時点で13位で、そこから1勝しただけなので参考記録程度に思ってください)。

【概要】今回のテーマは『横綱相撲』。"冠の雪原"で伝説ポケモンが多数追加されたので、どっしり数値が高くて強いポケモンで真っ向勝負を挑むぞ、というところからスタート。
まず、基軸のポケモンを選定するうえで特に重要な存在になると考えたのはレジエレキです。ダイマックスわざの中でもっとも試合展開を大きく動かすものはすばやさ関係の変わる「ダイジェット」ですが、レジエレキは
・ダイジェットを使うひこうタイプに有利な高火力電気ポケモン
・ダイジェットのS+1程度では抜くことのできない圧倒的な素早さ
という2点で、「ダイジェット」を絡めた相手の展開を制限する力が非常に高くなっています。
そこで、「自分はレジエレキで相手の『ダイジェット』を牽制しつつ、相手のレジエレキに強めのポケモンで『ダイジェット』する展開を狙う」という方針でパーティを組むことにしました。
以下、個別解説。


f:id:poketab:20201102015906p:plainレジエレキ
155-x-70-152(252)-71(4)-277(252) *おくびょう個体 きあいのタスキ トランジスタ
10まんボルト/エレキネット/リフレクター/ひかりのかべ
最速
ひかえめレジエレキの道具なしダブルダメージエレキネット+10まんボルトを確定耐え

〈解説〉半端なS上昇では抜くことができない凄まじい素早さがとにかく強く、相手の「ダイジェット」や「おいかぜ」を見てから後出しで対抗策を出して間に合ってしまうこと多数。特性「トランジスタ」で1.5倍される電気技も火力アイテムなしとは思えないほどの数値があり、これを中心に強いエースポケモンを動かしていくことにしました。
技構成は遂行技の「10まんボルト」、相手のS操作を打ち消すことができる「エレキネット」、そして隣に立つ強力なポケモンを動かしやすくするための「リフレクター」「ひかりのかべ」。「いかく」も考えると「リフレクター」は「まもる」なんかでも良いかもしれませんが、ここで幅広いポケモンに対応できた方が相方の選択が楽になると思ったのでこの4つ。配分はS上昇した相手のポケモンをできるだけ抜いて欲しいので最速、行動1回あたりが非常に強いポケモンなので無理なく行動回数を稼げる「きあいのタスキ」持ち。
毎試合安定してアドバンテージを稼ぎ続けるし、攻撃モーションがかっこいいし、なんかぴょんぴょん跳ねててかわいいし、文句なしの大活躍ポケモン。強い。

f:id:poketab:20201102015925p:plainFCランドロス
177(100)-186(164)-111(4)-x-101(4)-155(236) *ようき個体 とつげきチョッキ いかく
じしん/そらをとぶ/いわなだれ/とんぼがえり
最速ドリュウズ抜き 準速100族(ガラルサンダー・リザードン)抜き
S+1で最速フェローチェ抜き
ダイアースでH振りのシュカヒードランを確定1発
ダイアースでH振りのバンギラスを確定1発
ダイジェット+ダブルダメージエレキネットで無振りのダイマックスガラルサンダーを確定

〈解説〉ガラル3鳥やウーラオス等、8世代のポケモンからは「いかく」を許さないぞ、という意志をひしひしと感じますが、そんな中にあって全く輝きを失う気配がないのがこの霊獣ランドロスです。タイプ一致の「ダイジェット」「ダイアース」は特性「いかく」と合わせるとあまりにも全方位に数値が高く、要警戒ポケモンレジエレキにも自然と強くなれるので、数匹メタポケモンがいる程度では採用を諦める理由になりません。
技はメインウェポンの「じしん」「そらをとぶ」がすぐに決まり、残りはダイマックスしない立ち回りで受け回しに有用な「とんぼがえり」、重めのボルトロスに打てて相性補完に優れる「いわなだれ」としました。レジエレキを序盤で雑に使い潰すことが多くなるため、後発の水タイプ等が相手になった時も無理やり動きやすい「とつげきチョッキ」を持たせています。

f:id:poketab:20191202061211p:plainドラパルト
189(204)-155(116)-103(60)-x-96(4)-195(124) *ようき個体 いのちのたま クリアボディ
ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/はがねのつばさ/りゅうのまい
無補正ドラパルト抜き S+1の時おいかぜ下準速FCランド抜き
ダイマックス時、陽気ドラパルトの珠ダイドラグーン(ダイホロウ)を確定耐え
無振りダイマックスドラパルトをダイドラグーン(ダイホロウ)で11/16の中乱数一発(+珠ダメージで最低乱数以外一発)

〈解説〉FCランドロスは「まけんき」「かちき」相手には流石に先発しづらいので(最悪投げてもなんとかなるとは思いますが)、ボルトロスやガラルフリーザーに強めでレジエレキにも弱くないエースとして、ドラパルトを採用しました。素早く展開できる「ダイジェット」型も悪くはないと思いますが、壁レジエレキが積む時間を生んでくれそうだったので全抜き性能の高い「りゅうのまい」型。採用理由から「まけんき」「かちき」のいる盤面に出した時相手の能力を下げないダイマックスわざが欲しかったので、「はがねのつばさ」を採用しています。ここは「そらをとぶ」なんかでも良いかもしれませんね。
配分は全抜きエースになれる素早さとミラーで動ける程度の耐久を両立したもの。

f:id:poketab:20201102015944p:plainガラルフリーザ
187(172)-x-116(84)-154(68)-121(4)-151(180) *おくびょう個体 じゃくてんほけん かちき
いてつくしせん/エアスラッシュ/トリックルーム/ふういん
S+1で最速フェローチェ抜き
ダイマックス時、意地っ張りドラパルトの珠ダイホロウを確定耐え
ダイマックス時、控えめレジエレキの眼鏡10まんボルト(>道具なしダイサンダー)を確定耐え
C+2のダイジェットでH振りガオガエンを確定1発
C+2のいてつくしせんで無振りボルトロスを確定1発

〈解説〉3枚目のエースとして採用。「ダイジェット」構築の大敵といえば「トリックルーム」ですが、ガラルフリーザーは「ダイジェット」エースの要素を持ちながら「ふういん」でゴリゴリのトリパに対抗できる稀有なポケモンです。ただ、最メジャーのトリルエースであるブリザポスに弱く、安心して「ふういん」を押せるほどの耐久ではないため、この枠は再考の余地があると思っています。
じゃくてんほけん」は積極的に起動できるわけではなく不安定な持ち物ですが、火力アイテムや回復木の実で特に重要な確定数が動く仮想敵が浮かばなかったので、壁から強引に全抜きのチャンスを作れるアイテムとして採用しました。
技は採用理由から「エアスラッシュ」「トリックルーム」「ふういん」が確定、残りはでんきタイプで止まってほしくなかったので「いてつくしせん」。

f:id:poketab:20201102020007p:plainカプ・レヒレ
177(252)-x-147(92)-143(116)-154(28)-108(20) *ひかえめ個体 ウイのみ ミストメーカー
ねっとう/ムーンフォース/めいそう/まもる
臆病レジエレキの道具なし10まんボルトを最高乱数以外耐え
陽気ボルトロスの珠ワイルドボルトを最高乱数以外耐え
ムーンフォースでD4振りドラパルトを最低乱数以外一発

〈解説〉ここまでで相手のあくタイプや物理耐久の高いじめんタイプに弱かったので、カプ・レヒレを採用。相手のカプ・レヒレもやや重めなので、ミラーで強く壁との相性も良い「めいそう」型にしました。高種族値グッドスタッフは「ねむりごな」のような搦手に弱くなりがちですが、「ミストメーカー」がそれを自然に防いでくれるためアシレーヌよりもカプ・レヒレを選択しています。後発で登場して最後の詰め筋になることが多く、ランドロスと横に並ぶ機会が多いため、「まもる」も採用。
「混乱木の実」と「オボンのみ」のどちらが有用かは諸説ありそうですが、壁や「いかく」といったダメージ軽減要素が多いこの構築では少ない体力になりやすく、「混乱木の実」に軍配が上がるように感じています。

f:id:poketab:20201102020044p:plainヒードラン
198(252)-x-165(188)-158(60)-127(4)-98(4) *ずぶとい個体 シュカのみ もらいび
しっとのほのお/ラスターカノン/だいちのちから/まもる
意地っ張りFCランドロスのいのちのたまダイアースを威嚇orリフレクター込みで確定耐え
〈解説〉S操作を無視してくるゴリランダーや、詰まされやすいメタグロス・ブリザポスに強めのポケモンとしてヒードランを採用。他の炎ポケモンと比較すると岩が等倍なおかげでバンギラスの前で動かしやすいのが評価点。やや変わった点として、「しっとのほのお」を採用しています。メタグロストリックルーム下のブリザポスはダイマックスされると結局炎技で倒しきれず、むしろ「じゃくてんほけん」のリスクばかり高くなってしまうため、「ダイアース」に対してカウンター気味に撃つことを想定してこの技を使うことにしました。とはいえ遂行速度は「かえんほうしゃ」「ねっぷう」より低く、相手依存でもあるため絶対的な強さがあるかと言われるとなんとも答えづらい使用感。やけどにさせた時の「してやった感」だけはすごい。
タイプ耐性で有利な相手を処理することに重きをおいているポケモンなので、役割破壊されないようタイプ不一致「ダイアース」(=威嚇込みタイプ一致「ダイアース」)を耐えるまで物理耐久に厚くしました。


【選出】
先発:レジエレキ/FCランド・ドラパルト・フリーザーのどれか
後発:レヒレヒードラン・FCランドから2匹
が基本選出。刺さり方次第ではレジエレキ/レヒレorヒードランの初手もあり。レジエレキは対面を見て相方のサポートに回るか電気技で削るかを選択しつつ、隣の相方はダイマックスするなり受け回して後からダイマックスする展開に持ち込むなりを選びます。
トリックルームPT相手はフリーザー+何かから入って、相手が弱い並びなら「ふういん」、トリル選出じゃなかったら「ダイジェット」、強いポケモンとトリル役が前に出てきたら諦めてフリーザーを引いてダイマックスわざのバフや「いかく」で受け回すプランに入ることが多いです。

【きつい相手】
ブリザポス:じゃくてんほけんとつげきチョッキどちらにしても安全に処理するのが難しい。トリックルーム関係なくつらいので、この手のダイジェット構築使いはまず対ブリザポス最強の駒を探す旅に出たほうが良い。
マンムー:だいたいブリザポス。


【レンタルチームID】
0000 0001 PF7X 74
*レンタルチームのつかいかた
メニューの「VS」から「バトルスタジアム」へ行き、「レンタルチーム」→「レンタルするチームを管理」でコードを入力すればこの構築がつかえます。


【まとめ】
当初の目標どおり6匹全てが準伝説・600族という高数値にまとまった。でも、なぜか「どっしり数値が高い」というよりは「やるかやられるかのビートダウン」色が強くなってしまって、なんかこれ、いちおう横綱相撲かもしれないけど競技が「ぬるぬる相撲」じゃないですか?ダイマックス環境はむずかしい…。次こそは。